そろばん教室のオンライン授業
オンライン授業実施への一例をご紹介いたします。
1.アプリケーションの選択
Web会議アプリケーションを使用します。 Web会議アプリケーションには様々なものが存在します。1.Zoom
長所:使い方が簡単である。
短所:セキュリティ問題が多く露出している。スマホ、タブレット使用の参加者にファイル送信ができない。
備考:Zoomを使用するうえでセキュリティが問題でしたが、その後のバージョンアップで改善しているとZoom社より報告されています。
2.LINE(ライン)
長所:既に利用している人が多く初期設定が容易。
短所:プライベートなやり取りがなされるため、参加者自身の端末が必要になる。教室と生徒とのつながりもプライベートになりがち。
以下のWeb会議アプリは現在情報がありません。
3.マイクロソフト社・Teams
4.スカイプ/スカイプビジネス
5.グーグル・ミート
以下の説明は、Web会議アプリの説明が書かれています。下のボックスから興味のあるアプリを選んでください。
2.オンラインクラスの準備
Zoomについてです。
1.Zoom有料版の申し込み
Zoomを使用する場合、無料版だと40分で一回のミーティングが終了してしまいます。有料版を使用すれば1日の授業を連続して続けることができます。
2.アカウントの作成
メールアドレス、パスワードを設定しアカウントを作成します。セキュリティ面から考えてパスワードの使い回しは必ず避けるようにします。そろばんオンライン授業だけに使用するパスワードを設定し、メモを取っておきます。
有料版を使用するため、支払い情報を入力する必要があります。
3.授業スケジュールの作成
「ミーティングをスケジュールする」から定期的なミーティングを作成します。参加パスワードを設定しておきます。
定期的なミーティングをスケジュールしておくと、ミーティングIDが固定されるので同じIDで参加することが可能です。
LINEについてです。
1.LINEアカウントの作成
LINEアカウントを作成します。LINEを使用している人は非常に多いため、すでに持っている場合は必要ありませんし、そのまま無料で使用できます。
2.PC版LINE(パソコン用)のインストール・ログイン
オンライン授業を行う場合、日頃使用しているスマートフォンよりもパソコンを使用する方がいいでしょう。画面も大きく、画面をシェアすることで様々なものを生徒の画面に映し出すことができます。
3.PC版LINE(パソコン用)のログイン
ログインは「QRコードログイン」が簡単でしょう。使用しているスマートフォンのLINEから、パソコンののLINEに表示されるQRコードを読み取り、パソコン画面に映し出される認証番号をスマートフォンに入力すればログインが完了します。
4.LINEグループの作成
LINEグループにオンライン授業参加者を招待し、グループを作成します。作成したグループのトークからで、LINE通話の要領でグループ通話を開始します。
これでグループ通話が可能のなり、オンライン授業が開始できます。
3.参加者(生徒)側の準備
Zoomについてです。
1.生徒側のアプリケーションダウンロード
授業参加にあたり生徒側にアプリケーションをダウンロードしてもらう必要があります。
インターネットブラウザ(グーグルやヤフーなどの検索画面)からZoomを検索し、トップ画面から「ミーティングに参加」を押すと、自動的にインストールをするかどうかが聞かれます。
インストールを実行のボタンを押せばインストールが完了します。
2.参加のテスト
実際に授業をする前に、スムーズに参加できるかどうかテストしておくとトラブルを防ぐことができます。「ミーティングID」と「ミーティングパスワード」を参加者側に伝えておきます。
Zoomを開き、「ミーティングに参加」を押します。
ミーティングIDを入力し、「参加」を押します。
ミーティングパスワードを入力し「OK」を押します。
◎よく起こるトラブル◎
@アプリケーションのインストールが完了していない。
再度、Zoomのトップ画面から「ミーティングに参加」を押し、インストールを行う必要があります。
Aビデオカメラの接続が上手くいかない
ビデオ付きで参加を許可する必要があります。
B音声の接続が上手くいかない
「インターネットを使用した通話」を許可する必要があります。
ipadやタブレットが初期値として、音声に接続しない設定になっているため、音声接続がうまくいかない場合があります。
「設定」から音声接続を可能にすることで接続できる場合があります。
LINEについてです。
1.生徒側のLINEアカウントの作成
生徒側のにもLINEアカウントを作成してもらう必要があります。LINEアカウント作成には電話番号が必要になります。
そろばん教室の生徒は小学生が多いため自身の電話番号を持っていることは少なく、アカウントの作成が難しい可能性が高いです。
生徒の親の電話番号でPC版LINE(パソコン用)から行うこともできますが、LINEメッセージのやり取りが筒抜けになるため難しいでしょう。
2.LINEのお友達に登録する。
お友達に登録すればやり取りができるようになります。お友達に登録する方法はQRコード、ID、フルフルなどで可能です。
スマートフォンを持っている生徒であれば登録方法は知っていることが多いでしょう。
3.グループLINE通話参加
双方からLINE通話が可能になると、グループへの招待が受けられます。グループに参加し、グループ通話に参加するとオンライン授業が開始できます。
4.授業の開始と便利な機能
Zoomについてです。
1.参加の許可と授業の開始
生徒がミーティングに参加すると、ホスト(教室の先生)側は参加申請を受け取ります。順次、参加許可をしていくと授業参加が完了します。
生徒からの参加申請が届いたときに音が鳴る設定にしておくことがおすすめです。授業に夢中で気づかないことがあります。
2.画面共有機能
画面共有機能を利用すると、生徒の画面にホスト(先生)側の画面を映し出すことができます。
@フラッシュ暗算を一斉にすることが可能です。
WiFi電波の関連か、生徒側の画面に数字が全部出ないときがあります。
Aホワイトボード機能の利用
実際のホワイトボードをカメラ越しに映し出すのではなく、生徒のパソコン画面に直接板書の内容を映し出すことができます。
3.ファイル送信(Zoomについて書いています)New
そろばん授業で最も必要な機能がファイル送信でしょう。プリントを生徒に渡したい機会は多々あります。
@参加者側(生徒)がパソコンを使用している場合はファイル送信ができます。
・送信側(教室先生)
チャット機能を利用します。参加側がパソコンの場合は左下の送信先のところに「ファイル」というボタンが現れます。このボタンをクリックして送りたいファイルをフォルダから選ぶと送信することができます。
・受信側(生徒)
生徒側はチャットから送られたファイルをダウンロードします。「名前を付けて保存」し「ファイルを開く」と進むと、ファイルの受け渡しが完了します。
A参加者側がタブレット(ipad)やスマートフォンを使用している場合はファイル送信ができません。
ファイル送信を利用する場合はPDFファイルで送るのがいいでしょう。タブレットでの参加者にどうやってプリントを渡すかは大きな問題だといえます。
Bその他
このページの「5.このサイトで利用できるもの」で書いたようなものを画面に映し出すことができます。
LINEについてです。
1.授業への参加と授業開始
LINEビデオ通話を受け取れば授業参加が完了します。
2.画面シェア機能
画面シェア機能を利用すると、生徒の画面にホスト(先生)側の画面を映し出すことができます。
@フラッシュ暗算を一斉にすることが可能です。
WiFi電波の関連か、生徒側の画面に数字が全部出ないときがあります。
Aお絵かきソフトを利用した板書の表示
ペイント(Windows)などお絵かきソフトを使用すれば、ホワイトボードの代わりになります。実際のホワイトボードの板書を映し出すよりも、直接生徒の画面に映し出せます。
Bその他
このページの「5.このサイトで利用できるもの」で書いたようなものを画面に映し出すことができます。
5.このサイトで利用できるもの
画面共有機能を利用するときに、このサイトで使用できるものがあります。ご自由にご利用ください。タッチパネルそろばん
タッチパネル(もしくはクリック)で動くそろばんです。生徒の画面にそろばんを映し出し、一緒に説明をするとそろばんの動かし方を指導できます。
電卓そろばんたし算・ひき算
電卓のように数字を入力すると動くそろばんです。指が現れるので運指の指導に利用できます。※「先珠」「一だまを親指でおろす」「左手の使用」には対応していません。