世界のそろばん

世界のそろばん論文を眺めると



今、そろばんは世界で注目を集めており、認知心理学の分野で国際論文が発表されています。そんな、論文を少し紹介します。

・そろばん研究が世界に認知された最初の論文(Hatano et al.,1977)はこちらから

・そろばん学習が児童のイメージ生成と操作に与える影響(Hatta & Hirose,1991)はこちらから

・インド南部タミルナドゥ・チェンナイで2年間実施された参加者100名によるそろばん学習の効果を検証した論文(BHASKARAN et al.,2006)はこちらから

・そろばん熟達が視空間ワーキングメモリ課題の成績に効果があるという台湾の研究論文(Lee et al.,2007)はこちらから

・スーダンで3000人規模で実施されたそろばん学習のIQへの効果を検証した論文(Irwing et al.,2008)はこちらから

・二重課題を利用してワーキングメモリの観点からそろばん学習者の特徴を検討した台湾の研究論文(Chen et al.,2011)はこちらから

・そろばん学習が数処理能力を効率的にさせるという中国の研究論文(Wang et al.,2013)はこちらから

・そろばんのたし算九九・ひき算九九の利用について注目した中国の論文(Rau et al.,2016)はこちらから

・そろばんの基本である5の補数と10の補数に注目した論文(Donlan& Wu,2017)はこちらから

・アメリカの小学校で無作為に割り当てそろばん学習を行った研究論文(Barner et al.,2018)はこちらから

・イランの小学生にUCMASが実施したそろばんによる認知能力向上実験(Kamali et al.,2019)はこちらから

・中国・黒竜江省で5年間にわたる大規模な調査を実施した論文(Wang et al.,2019)はこちらから

・そろばん上級者の非記号的な数能力について検証した中国の論文(Cui et al.,2020)はこちらから

・そろばんの算数学習障害への効果を検討した中国の論文(Lu et al.,2020)はこちらから

・そろばんに上達した幼稚園児を対象にした認知機能に関する中国の論文(Cheng et al.,2021)はこちらから

・そろばんの教育的効果について検証したスペインの論文(Leon et al.,2021 注:oの上にはアクセント記号あり)はこちらから

・そろばん式暗算アプリ「そろタッチ」の効果を中高年を対象に検討した論文(Takaoka et al.,2024)はこちらから

国際交流そろばんクラス「Let's try Soroban!」

様々な国の人と、そろばんを通して国際交流しています。海外の人が多いときは英語に圧倒されることも!!

詳しくはこちらから

台湾故宮博物館のそろばん

中国の至宝が集まる故宮博物館。その中に「玉子算盤」がありました。

注意:展示は変わる可能性があります。

エッセイ「イタリアそろばんの旅」

2011年国際交流基金の助成を受けて「ロミオとジュリエット」で有名なイタリアのヴェローナで一か月にわたりそろばんの授業を行いました。その時の話を、公益財団法人 日本イタリア会館の会報誌コレンテに連載しました。 世界遺産の街ヴェローナでのそろばん指導の記録、ミラノ、ベルガモ、ヴェネツィア、ボローニャで行ったそろばん講演の模様が描かれています。

「こちら」のリンクをクリックするとPDFファイルが開きます。

第1話 イタリアでそろばん?  こちら
第2話 明日はテストです。  こちら


世界の街角で見かけたそろばん

―中国・蘇州の古いお店―

世界遺産の街、蘇州。情緒あふれる街の古いお店に年季の入ったそろばんがありました。

―香港・お土産屋さんの金ゴールドのそろばんと歴史博物館のそろばん―

―イタリア・ベローナのおもちゃ屋さん―

イタリアの中世の町並みを残すベローナでおもちゃ屋さんを発見。子供用のアバコ(イタリア語でアバカスの意味)が置かれていました。 なんだかスタイリッシュです。